猫との田舎暮らしをめざして

今年は都会を脱出!

うにの癌闘病記録ー唾液腺の癌にかかった猫

うにという猫

我が家に、「うに」という猫がいました。長い間、猫と暮らしてみたいと思っていながら決断できなかった私の背中を押してくれた、大事な家族でした。生涯の多くを厳しい外の世界で生きてきて、これからは家猫としてゆっくり過ごしてほしいと思っていましたが、結局、3年間弱ほどしか一緒にいられず、一年半ほど前になくなりました。

 

うにの癌

うには唾液腺の癌で命を落としました。病気が判明した時、少しでもこの癌についての知識を得たいと思って、色々と検索してみましたが、私が調べた範囲ではあまり豊富な情報は得られませんでした。動物と人間の癌の進行速度の違いは判りませんが、発見から8か月ほどで最期を迎えたので、あっという間だった気がします。

 

闘病について ‐ 新型コロナのパンデミック下で

初めて飼う猫がこのような重病にかかり、とてもショックでしたが、とにかくできる治療を求めて、立ち止まっている暇はありませんでした。それでも、結局は癌の進行の速度に追いつきませんでした。当時、私たちはフランスのパリ近郊に住んでいて、ちょうど最初のロックダウンのさなかにうにの癌が判明しました。家に閉じこもっている状況だったので、常にうにのそばにいることができたのは不幸中の幸いでした。そしてうにが亡くなった時、私はすでに仕事に復帰していました。そのころ、手元にはまだ、うにの使っていた身の回りの物や、癌の検査結果、処方箋などがたくさん残っていました。闘病を思い返すと後悔も多くあったのですが、記憶が鮮明なうちに、記録しておきたいと思うようになりました。もし同じような病気の猫と暮らしている方の目に留まり、少しでも参考になればと思い、改めてまとめてみることにします。

 

元気だったころのうに